10/14〜10/18のAIによるユーロ動向予想

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ユーロドルは、10月17日に予定されているECB理事会での追加利下げが確実視されていることや、FRBの年内大幅利下げ観測が後退していること、さらに中東情勢を巡る地政学リスクが意識されているため、今週も上値が重い展開が予想されます。

過去3週間、ユーロは弱気相場が続いており、米ドルが強含んでいる一方、欧州では経済データが振るわず、ECBメンバーからも利下げを示唆する発言が続いています。

木曜日にはECBが25ベーシスポイントの利下げを行う見通しが強まっているものの、EUR/USDはすでに大幅に売られており、利下げが市場に織り込まれている可能性があります。さらに、利下げが確定していないため、ECBが利下げを見送れば、EUR/USDが反発する可能性があります。また、今週発表される米8月小売売上高や失業保険申請件数などの米経済指標の結果次第では、ユーロ売りが加速する可能性も高く、特にフィボナッチ61.8%押し水準である1.0835ドルを目指してさらに下落するかが注目されます。

テクニカル分析では、1.12からの下落が続く中、EUR/USDは短期的な反転ポイントに近づいていると考えられます。1.09付近で推移しており、200日EMAに支えられているため、短期的には反発の兆しも見えます。強気派は200日SMA付近へのディップを狙う可能性があり、1.0950がサポートおよびレジスタンスとして意識される水準です。もしスイングハイが形成されるなら、EUR/USDは1.08や8月の安値を目指す動きが強まるでしょう。

一方、ユーロ円は9月30日の安値(158円)を底値とし、日足の転換線(161円)を下値支持線として200日移動平均線や雲の上限(164円/165円)を目指す展開が注目されています。

10月12日に中国政府が地方政府の債務枠を大幅に引き上げる意向を示したことで、リスク選好が進む円売りの動きが見られる可能性があり、ドル円が150円台を試す場合、ユーロ円の上昇がさらに進むことも考えられます。ただし、ユーロドルが対ドルで下落することで、ユーロ円の上昇が抑制される可能性もあり、これも注視する必要があります。

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